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自動車学校で免許をとろう

自動車免許は身近な資格のひとつです。身近すぎるあまり、自動車という便利がゆえに危険もともなうものを運転できるという意識を忘れがちです。せっかく自動車を運転するのであれば、無事故無違反で運転していきたいものです。そのためにも、自動車学校での経験が卒業後のカーライフを良いものにすると思います。

・入校手続き

 

 

そろそろ私も車の免許とろうかな。でも、なにからはじめればいいか分からないからな~。とりあえず、自動車学校へ行ってみるか。こんにちは~。車の免許を取りたいのですが。

 

              

こんにちは。入校説明をするね。

自動車学校を卒業することにより、普通自動車をはじめ、大型自動車、自動二輪車、大型自動二輪車、大型特殊自動車など免許センターでの技能試験免除をうけることができるよ。

 

 

たとえば、普通自動車免許の課程を卒業すると、免許センターでは、本来、学科試験、技能試験の両方を合格する必要性があるのだけれども、技能試験が免除となり、学科試験を合格すれば、免許が交付される。なら免許センターで一発試験を受ければ早いのでは?と考えることもあるけれど、運転経験がなく、簡単に試験に合格するほど甘くはない。それで合格できるなら、自動車学校はいらないよ。

 

 

なら、入校します。とりあえず、なにからはじめるんですか?

 

 

 

 

まずは、適正検査からだね。

 

 

・適正検査

運転免許の適正検査と聞くと、身構えがちですが、ここで言う適正検査とは、視力検査、色彩検査、聴力検査、運動能力検査とアンケート形式で行われる運転適性検査があります。普通自動車免許の場合、視力検査で、片眼が0.3以上、両眼で0.7以上の視力が必要となります。また、片眼が0.3未満であったつしても、もう片眼が0.7以上でかつ、左右の視野が150度以上あれば、裸眼でも運転することができます。その視力がなかった場合などは、眼鏡やコンタクトレンズでの矯正が義務づけられるので、注意が必要です。

※補足・レーシック手術などにより、視力が回復した場合、免許の条件等の欄に眼鏡等とあっても、免許センターなどで、その条件等の欄を消すことができます。詳しくは、免許センターに確認してみましょう。

 

 

・第1段階(教習所内教習)  

 

 

まずは、第1段階からだな。

 

 

   

いきなり運転するんですか?かなり不安が、、、。

 

 

 

  

そんなわけないよ。AT車(オートマチック車)なら1限、MT車(マニュアル車)なら2限、模擬運転教習があるよ。ここからスタートだね。

 

 

 

 普通自動車のMT車(マニュアル車)の技能講習第1段階とは、修了検定(仮免許取得試験)にむけた講習であり、各1限~15限の身につける技能を習得した際に指導教官からハンコを原簿に押してもらうことで、次のステップに進むことができます。ただし、技能講習第1段階では1日に受けることのできる技能講習は2時限までと決められていて、まとめて技能講習を受けることができなくなっています。
 また、普通自動車のAT車(オートマチック車)の場合、MT車(マニュアル車)に比べ、第1段階の時限が3時限少ない12時限となります。時限が少ない分、教習費用が安くなるというメリットがありますが、AT車(オートマチック車)しか運転できないというデメリットもあります。卒業後、AT車(オートマチック車)のみでは、運転することのできる車種が限られるため、限定解除(MT車(マニュアル車))への移行教習を受け、MT車(マニュアル車)を運転することもできます。

・修了検定(仮運転免許取得試験)

 

 

いよいよ修了検定試験か。緊張してきた。

 

  

修了検定試験は、減点方式で、100点のうち70点以上で合格となる。

走行にふさわしくない行為があった場合に減点。70点を下回った場合や、特定の問題行為があった場合などは、検定試験中止となり、試験不合格となる。

  

 

 修了試験とは、第2段階の路上教習をうけるために必要な仮免許を取得するために必要な試験です。技能教習第1段階の最後に、これまでの技能が身についているかを確認する「みきわめ」という教習があり、修了検定の予備試験といったものです。「みきわめ」に合格することで修了検定を受験することができるようになります。

 もし、「みきわめ」や修了検定に落ちてしまった場合、1時限以上の補修を受けてから再試験を受けなければなりません。落ちた(習得しきれていない)技能を補修でしっかりと復習し、再試験にのぞむようにしましょう。

 

 

・第2段階(路上教習)

 

はじめての路上教習。まわりの車が気になるし、場内とちがって車のスピードが速い。

 

  

 

場内教習よりも認知行動が重要になってくる。

まわりの車、歩行者、信号機や標識など、車のスピードが上がって、さらに確認するものが増える。すばやい認知、判断、行動が必要だね。

 

    

 技能教習第2段階では、一般道路での教習となります。AT車(オートマチック車)MT車(マニュアル車)ともに最低19時限の教習を受けなければなりません。1日あたり、3時限まで教習をうけることができます。注意が必要なのが、2時限のあと1時限の休憩をはさまなくてはならず、休憩後に、もう1時限の教習で計3時限となります。教習所内とはちがい、一般車両や歩行者がいるため、教習所内以上に正確な認知、素早い判断、行動が必要になってきます。信号や道路標識といった交通規制を表示するものも増え、認知しなければならない情報の量が格段に増えます。

 

 

 

・卒業検定

 

 

 最後の卒業検定か~。教官も雰囲気がはりつめた感じで緊張する。

 

 

検定を開始する。

 

 

 

技能教習第2段階の最後に卒業検定が待っています。入校から教習で学んだ自動車運転の技能や知識が求められます。そのため、学科試験試験をクリアし、技能教習第2段階の「みきわめ」を終えている必要があります。

卒業検定では、法規順守、安全確認や操作技術、まわりの交通への気遣いができているかが求められます。採点は減点方式で、100点からはじまり、70点以上で合格となります。不合格であっても、1時限以上の補修教習を受講し再度受けることができます。

卒業後は、免許センターなどに卒業証明書を持参し、学科試験の本免許試験に合格することで、免許取得となります。